- エマルジョン燃料に対応する燃料には何がありますか?
化学燃料を対象としているため、すべての原燃料に対応できるものではありますが、実績として確認できているのは軽油・灯油・A重油・C重油、使用済廃食油です。いずれも、油と水の比率は70:30を標準としてお使いいただけます。
- エマルジョン燃料に切り替えたら、もう元の燃料には戻せないのでしょうか?
いいえ、AITエマルジョン燃料製造装置導入時に専用の切り替え装置を同時にお付けするため、いつでも元の燃料に切り替えていただくことができます。万が一当社装置が故障した緊急時でも、すぐに切り替えて従来通りにボイラーなどを稼働させることができます。
- 水道水を使っても大丈夫ですか?
はい、水道水あるいは井戸水をお使いいただけます。
- 一度にどれくらいのエマルジョン燃料を生産できるのでしょうか?
生産能力は装置タイプにより異なります。1時間あたり100リットルを生成できる小型装置から、1時間あたり5キロリットルを生成できる大型装置まで、複数の装置をラインナップしています。また、これらの装置を複数台組み合わせてモジュール化することで、さらに大容量の生産力を持たせることができます。
- 装置の操作は大変ですか?
いいえ、基本的には一度稼働させれば24時間自動運転で、パネルを操作していただくだけで基本的な操作が行えます。燃料や装置について特別な知識や技術をお持ちでない方でも安心して操作が可能です。
- 製造したエマルジョン燃料を貯蔵販売することはできますか?
はい、可能です。製造および貯蔵販売は、現在の法体制下において問題なく行っていただけます。
- 認可や法規制はどのように受けるのでしょうか?
基本的に、重油や灯油のエマルジョン燃料であれば重油や灯油の法規制に準拠します。水が含まれるため重油や灯油より安全性は高まりますが、従来の法規制に準拠すれば問題ありません。
- ボイラーに隣接して設置する場合はボイラーの付帯設備としての扱いになりますが、独立してエマルジョン燃料を大量に製造・貯蔵する場合は消防による製造所認可を取得する必要があります。
- ディーゼル車の燃料として軽油エマルジョン燃料を製造される場合は、道路税などの課税問題が発生するため、各自治体との協議が必要になるかと思われます。