・粘性が低い 粘性が低い(=サラサラしている)とノズルから燃料が垂れる、未燃焼のまま排ガスとともに排出されるといった悪影響がなく、十分に燃焼がなされます。
・油水分離しない 油で水を包むW/O(Water in Oil:油中水滴型)であれば油水分離せず、よく燃焼します。
・一層化燃料である 一層化されたエマルジョン燃料は、超微粒子サイズで水と油の混合比率が均等であるため、攪拌せずとも十分に燃焼します。あるいは、二層になっても攪拌することで一層に戻る均質なものであれば燃焼に問題はありません。
微粒子で形状・大きさともに安定している高品質エマルジョン燃料
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・粘性が高い 着火しづらく、ノズルから燃料が垂れやすく、未燃焼のまま排ガスと一緒に出てしまいます。
・油水分離してしまう 油水分離すると上が油、下が水となり、燃焼させると下の水の部分で失火してしまいます。
・二層化してしまう ある程度時間が経過して二層化しても、上層と下層の油と水の混合比率がほぼ同じであれば品質上問題はありません。しかし多くは、上層に油の多いエマルジョン燃料、下層に水の多いエマルジョン燃料と分かれることが多く、下層の燃焼時に燃焼ムラや失火が起こってしまいます。これを防ぐには、製造直後に使用するか、攪拌してから使用する必要があります。
・粒径が大きい 粒子が大きく不均一だと、空気との接触面積が少なくなるため燃焼効率が落ちてしまいます。
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